ラソールニック~きゅうりピクルススープ~ ―ロシア料理―
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ロシアの大親友と出会った頃の独り言「大好きなスープは①ボルシチ ②ピクルススープ ③マッシュルームスープ…あぁ食べたい…えりがこの3つのスープを作れたらなぁ…」
で、ロシアからママが遊びに来た日に私はママにお願いして作ってもらいました!このピクルススープ。しかもママと2人だけで…ロシア語全然わからなかったけどビデオを回して!
ロシア家庭料理はどこか懐かしくやさしい味がします。体と心が癒される感じがします。
材料
- <材料(5.6ℓ鍋での分量)(下記写真は2ℓ鍋=半分量を撮影)>
- スープストック 約3.5~4ℓ(オックステールでスープをとると美味)
- スーフをとった際のお肉と、必要によりお好み量のシチュー肉
- 月桂樹(別名:ベイリーフ/ローリエ) 1~2枚
- ロシアのきゅうりのピクルス 小なら10~15本/大なら6本 (1cm角でのさいころ切り)
- ポテト 中4~6個 (1cm角でのさいころ切り)
- 麦 1カップ (麦が用意できないときは白米でも可)
- 塩 大さじ2杯くらいを目安
- (ピクルスの浸け液 お好きなだけ ←コレを入れる場合は塩を控える)
- 白胡椒(黒胡椒でも可) 全粒のまま 15~20粒
- (好みでチリペッパー 適量)
- ガーリック 1~2片 (みじん切り)
- シラントロ、またはパセリ お好みの量
- <材料A>
- 玉ねぎ 大1個 (1cm幅スライス)
- 人参 2本 (シュレッド)
- トマト 2個 (3cm角切り)
- (トマトペースト 大さじ1杯←冬などトマトの味が薄い時)
- 青唐辛子 (なければ赤唐辛子) 1本 (種は除き5mmみじん切り)
- 赤、または黄パプリカ 1/2個 (1.5cm粗みじん切り)
- オリーブオイル 大さじ3杯
- <いただく時に>
- サワークリーム 適量
★ロシアのきゅうりピクルスについて;
「ロシアのきゅうりピクルス」を参照してくださってもお分かりいただけますが、ロシアのきゅうりのピクルスは、甘酢漬けではなく、塩漬けです。とってもさっぱりしていて美味しいです。 ★スープに入れるきゅうりピクルスは、古漬けになっているものの方がより一層美味しいです。★2012年5月9日加筆:ロシアのピクルスは、今のところ日本では見つけることが出来ず、私なりに、ドイツからの輸入ものや、Kosher認証(ユダヤ教の戒律に基づいて生産された食品のこと)のものも、探して近そうなものを試しましたが、やはりお酢や砂糖が入っていたり、他の余計なものも入っていて、お味がかなりかけ離れていました。(アメリカで販売されているドイツ産やKosher認証は、塩漬けタイプがあったのに)★自家製「ロシアのきゅうりピクルス」の作り方をみる←画像をクリックしてね
作り方
- ビーフスープストックを作っておき、そこにお肉と月桂樹を入れる。
(*めんどうならコンソメの素でもOKですが、美味しさが全然違います!)
- 沸騰させた①に、胡椒、塩、ピクルスを入れ、蓋をする。(5分間)
(*ピクルスの量が少ない場合は、ピクルスの漬け液をたっぷりと入れると美味しくなりますよ!! 私は、ピクルスに入っているクローブ以外の材料のディル、胡椒、ガーリック、月桂樹は全てスープに入れて使い切ってしまいます☆)
- ②にポテトを入れ、再度沸騰したら麦を入れ、蓋をする。(11分間)
- ③を待っている間に、フライパンにオリーブオイルを入れ、材料Aを全て入れ、蓋をして弱火~中火での蒸し焼き。(10分間)
(*後半は焦げないように火加減を気をつけながら時々混ぜる)
- ④を③に入れ、蓋をして強火(2分間)→中火(2分間)→弱火(2分間)、その後ガーリックとシラントロ(またはパセリ)を入れて蓋をする(2分間)
- 味を見て塩加減を確認し、蓋をする(1分間) →火を止める。
(*味が落ち着くと塩味が薄くなるので、少し塩味を強く感じるくらいでOK)
- 新聞紙やタオルなどで包み、半日(最低2時間)ゆっくりと冷ます。
- いただく時に必要分だけ温めなおし、サワークリームを添えていただく。
↓↓上記の材料半分量で作った時の写真です。






















★新聞紙やタオル、毛布などでおおい、ゆっくり味をしみこませる大切さについて★
親友いわく、子供の頃、この段階で味見しようと蓋を開けようとし、ママにこっぴどく叱られたそうな…ロシア料理のスープやシチューではこの作業が大きく味を左右させるそうです。なので、絶対に蓋は開けないでね!それと、自然に冷めるまではお鍋をできるだけ動かさないようにしてください!動かすことによりポテトが溶けてしまうそうです。
★温めなおしについて!★ ロシアではスープなどの温めなおしは、食べる分だけをお鍋にとり 、沸騰直前で火を止めるように温めなおすそうです。 理由は、スープのお野菜の触感がなくなってしまうとダメで、ましてやポテトが煮とけてしまうとダメだしが出ます。温めなおす作業は、お野菜の煮くずれの原因になるので1)食べるときに 2)食べる分だけ 3)沸騰はさせてはいけない が原則だそうです。
ロシアの黒パン(ライ麦パン)を片手に「いただきま~す♪」
★ロシアの人たちは(特にママは)スープを食べる時にパンがないと、なかなか「いただきます」をしてくれません。日本人がお味噌汁があるのにご飯が出ていないのと同じですね。そして、必ずと言っていいほど、左手にパンを持ったままスープを食べています。☆↑自家製きゅうりのピクルスと自家製お野菜で作ったラソーリニックのランチには、ライ麦66%&小麦粉(全粒粉)33%の配合にFlax Seedを練りこんだライ麦パンを焼き、自家製サラダの上には自家製カッテージチーズをのせていただきました☆
♣このレシピに関連するトピック
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