タカコ・ナカムラさんの『ベジブロス』

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ベジブロスの画像2013年3月、本屋さんで目に留まった1冊の本☆タカコ・ナカムラさんの 『野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。』のタイトルに、私「わが家の場合、野菜の栄養は一番良い条件で100%いただいていますよ~☆ 父の畑の新鮮採れたて“旬”の無農薬野菜を食べ、食べられる部位は、軸から葉から皮も食べ、クズ野菜はスープやお味噌汁で毎朝食べ、カレーなどにも使うし、食べない部分は畑の土に戻すし、これ以上は無いよね~。」という感じで、今のわが家に出来る、食に対する心配り、楽しみ方、自然への感謝は、これ以上ないと思っていたのですが、パラパラと数ページめくって、ちょっと予想外の内容に本を即購入し、この本に出会って、まだまだ身近に出来ることがあったことに驚き、喜び、翌日からわが家でも大ヒットしちゃったのです☆ わが家では “2~3日に一度は 1ℓ のベジブロスを作っては消費する” が繰り返されており、『えりのレシピ』でも本当はベジブロスを使って普段は調理しているのに、レシピ紹介用にはベジブロスを省いて計量し直して公開している辛さをホールフード協会さんに問い合わせたら、『ベジブロスの作り方』を紹介することを快諾していただけたので、このページでは、私にとっては魔法の調味料となっている『ベジブロス』の作り方をご紹介します☆

タカコ・ナカムラさんの一般社団法人ホールフード協会さんから、ベジブロスの作り方を紹介するお許しを頂いて、このページを作らせて頂きました☆ URL: http://www.whole-food.jp

材料(1L 分)

    <材料>
  • 野菜の切れ端* 両手一杯分(種類が多い程、栄養も味もバランス UP!!)
  • 水 1300ml
  • 酒 小さじ1杯(料理酒が良いそうです)

*『野菜の切れ端』は、野菜の皮、種、ヘタ、軸、芯、果物の皮、種…etc…何でもOK!
 旬のお野菜や果物なんて特に旨味もパワーも全開なのでおススメ!


★★★ 野菜のお出汁ですが、魔法の調味料のような存在♪ ★★★
ベジブロス用のくず野菜の画像*お野菜や果物の、こんな部分まで活用できたんだ! って嬉しくなる反面、農薬などの使われていない、自然で安全な食材から抽出したい!って一層強く欲してしまいます♡ 野菜の栄養とパワーを丸ごといただけて、和・洋・中のどのお料理にだって使えて、お料理の味に甘味と旨味と深みが加わり、本当に美味しくなります♪

*英語でお出汁を『●●stock』や『●●broth』って言いますが、この2つの単語はお料理用語としては、厳密には違いがあります。
『●●stock』は、お野菜、お肉、お魚などからお出汁を、純粋に抽出しただけのもの。 対して『●●broth』は『●●stock』に塩や胡椒、アルコールなどで調味された状態のお出汁のこと。 『●●broth』=『seasoned ●●stock』が同意となります。
タカコ・ナカムラさんの『ベジブロス』は、塩や胡椒で調味をする手前でストップしているので、本来は『ベジストック』なのですが、そんな細かいこと、どうだっていいです! 『ベジブロス』って響きの方が素敵ですからね~♡

作り方

★下準備:野菜の切れ端などを冷蔵庫でためる。(冷凍すると味が落ちます。)

  1. お鍋に水をはり、両手一杯にためた野菜や果物の切れ端などを加える。

    ★Point: 野菜の切れ端は、ジッパー付き保存袋や食品用ビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存しておけば1週間以内は傷みませんが、袋を再利用するのは、雑菌などの繁殖が考えられるので、NGですよ。

  2. お鍋を火にかける前に、【小さじ1杯のお酒】を加える。

    ★Point: この小さじ1杯のお酒が、臭みを消し、旨味を引き出す効果があるそうです。

  3. 弱火でコトコト、ゆっくり、じっくりと20~30分、野菜の栄養と旨味を溶け出させる。 アクも抗酸化成分(ファイトケミカル)なので、とらずにそのままにする。

    ★Point: 強火で煮立たせてしまうと、濁ったり、苦味が出やすくなります。 ただし、玉ネギの皮やお野菜の種類によっては、お野菜自身の本来の苦味や色だったりなので、その苦味や色を楽しみますが、色は使いたいお料理によってはNGになる場合もありますね。

  4. 火を止めて、ザルなどで濾す。

  5. 粗熱が取れたら、保存容器などに移し、冷蔵庫で3日間くらいで使い切る。
    ★使い方は、どんなお料理にでも使えます。 お味噌汁、煮物、炒め物、和え物、炊飯、スープ…和・洋・中どのジャンルも問わず、どこに使っても、味に深みと、お野菜たちの甘味と旨味が加わり、お料理の風味がグッとアップします。 お野菜の甘味が特に効果絶大で、調味料のお砂糖などの加減が変わり(減り)ます。
    ★わが家は、毎朝、ベジブロスをレモンや柚子をギュッと絞ったり、お酢を1匙加えて、お水で薄めて「目覚めの一杯」も飲んでいます。 季節や加えるお野菜の種類によっては、苦味があり、美味しくないときもあったりしますが、体のために飲んでいます。 そして、朝のお味噌汁にも入っています!

↓入れるお野菜によって味が変わるのが楽しいですよ☆

        

♡お野菜のパワーを知って取り入れて欲しいです♡

ベジブロスの画像

★詳しくは、『野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。』を購読してみてね!! 魅力満載♡ 超おススメです!

タカコ・ナカムラ ホールフードスクール(著) 白澤卓二(医学監修) 2013
野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。
角川マガジンズ (ISBN978-4-04-731194-7)

『野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。』の画像  『野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。』の画像

ベジブロスの画像

★季節の旬のお野菜によって、出来上がる『ベジブロス』の味が変化します。 夏のトウモロコシのヒゲや芯を入れたときや、秋から冬のカボチャの種とワタを入れたとき、リンゴの芯が沢山入った時のベジブロスが特に好きです!
★旬のお野菜は心身のバランスを調えるパワーも与えてくれますから、季節の味には意味があると私は信じています。

ベジブロス5月の画像  ベジブロス7月の画像 ベジブロス9月の画像  ベジブロス12月の画像

ベジブロス・ピラフの画像

★ベジブロスをお水の変わりに入れて、ベーコンや海老、玉ネギ、人参などを彩りに刻んで加え、塩胡椒で調味して炊飯したら、お野菜はちょっとでも、栄養満点で、味にも深みのあるとても美味しいピラフができます。 これが特に好きです!
★水加減を増やしてオートミールを雑炊のように調理するのも好きです。
★『ベジブロス』を作る横で、ベジブロスをタップリ加えた『ケール&ソーセージのスープ』を作ったり、他にもスープにはタップリ『ベジブロス』を加えます。

ベジブロス・オートミールの画像  ベジブロス・ケールスープの画像

★このページでは、『ベジブロス』の作り方を紹介しているだけですが、タカコ・ナカムラさん(著)の『野菜の栄養100%いただきます! ベジブロスをはじめよう。』を読んでくださると、とっても納得のいく、お野菜たちの魅力的なパワーを解説してくれています! お料理に活用して美味しさアップするだけでなく、お野菜の本当のパワーを知って、体感して欲しいです!

♣このレシピに関連するトピック(★印は特に読んで欲しい記事です)

『What's New』 Apr.14,2015『ベジブロスのジレンマ解放』
『What's New』 Oct.7,2014『ベジブロスで脂肪燃焼スープ』
『What's New』 Aug.12,2014『食の安全への思い②』
  ~不揃い&キズ&虫つき/身土不二&地産地消&一物全体~
『What's New』 Dec.23,2013『ベジブロスでケール/ブロッコリー葉のスープ』
『What's New』 Dec.19,2013『ベジブロスでビーフシチュー』
『What's New』 May.16,2013『ベジブロスにハマッタ宣言』
『What's New』 Apr.5,2013『ベジブロスで洋風炊き込みご飯』
『What's New』 Apr.21,2013『ベジブロス Oatmeal Porridge』
  の記事を読んでみてね♡
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