ラズベリー オートミール クッキー バー -American Sweet-

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ラズベリー オートミール クッキー バーの画像アメリカのお菓子には “○○ Square”、“○○ Bar” と分類されるお菓子が多く、これらのお菓子は、ドカッと大きな角焼型で焼いて、ザックザックとカットし、その時に正方形にカットすれば “○○ Square”、長方形にカットすれば “○○ Bar” と呼んだりするのです。 色々なお菓子をアレンジして“○○ Bar” とかにできちゃいます。 今回紹介するレシピは、『オートミールクッキー』生地にラズベリージャムを挟んだ、アメリカで私が時々カフェで購入していたクッキーバーを真似したもの。 ラズベリージャムの味とネットリ感が、オートミールと合い、またルビー色のジャムが可愛いのです。
翌日以降に食べるほうが味が馴染みます。ぜひ食べる前日に焼いてみてくださいね♡

材料(22×22㎝の焼型 12カット/5x7x2.5㎝ or 16カット/5×5x2.5㎝など )

  • Oats(old-fashion rolled oats) 200g(うち30gは別にしておく)
  • 無塩バター 110g
  • ライト・ブラウンシュガー 200g

    (↑日本では、三温糖190g+黒糖10g、または三温糖のみを使用しています。)

  • 卵(Lサイズ) 1個
  • Vanilla Extract 小さじ1杯(バニラオイル、エッセンス可)
  • *薄力粉 160g
  • *ベーキンキグ・ソーダ  小さじ½杯
  • *塩 小さじ¼杯

  • ラズベリージャム 240ml

★ラズベリージャムは、粒あり・粒なし、種あり・種なし、甘さの加減などはお好みで良いですが、出来るだけ質の良い(混ざり気がなく、純度の高い手作りのような)ものを選んでくださいね。 混ざり気の多い、安いジャムを使うと、風味も良くない上に、焼き上がりのジャムの色が茶色く変色してします。

★ラズベリージャムの他にも、お好みのジャムを使ってみてね。私がアメリカで見たものには、イチジク、イチゴなどもありましたよ。

作り方

    ★下準備1 : 卵とバターは室温にしておく。

    ★下準備2 : *印(薄力粉、ベーキンキグ・ソーダ、塩)をホークなどで良く混ぜ合わせておく、出来れば一緒に振るいにかけておく。
    ★下準備3 : 焼型にクッキングシートを敷いておく。

    ★★★オーブン予熱180度★★★

  1. ボールに、下準備1の室温に戻しておいたバターと砂糖を入れ、ハンドミキサーでクリーム状になるまで良く混ぜる。

    (↑3~4分ほどかかります。)

  2. ①に卵とVanilla Extractを加えて、よく混ぜる。

  3. ②に下準備2で混ぜ合わせておいた粉類(*印)を一度に加え、全体が混ざり合うまで良く混ぜ合わせる。

    (↑ボールの縁に付いている生地は、ゴムベラなどで生地に混ぜてあげてね。)

  4. ③に Oatmeal(170g)を加え、ゴムベラなどで全体がムラなく混ざり合うまで混ぜ合わせる。

  5. ④の生地の約2/3を、下準備3で準備しておいた焼型に移し、均等な厚さに押えながら広げる。

    (↑手で押えると、生地の厚みが均等かどうかわかりやすいですよ。)

  6. ⑤にラズベリージャムを均等に塗りのばす。

  7. 残りの④の生地に、Oatmeal(30g)を加えて良く混ぜ、⑥の上に小さな塊で覆うように均等に落としていく。

  8. ⑦で上から落としていった生地を、スプーンなどの背で、優しく・軽く押さえて、だいたいの生地の高さを均一にしておく。

  9. 180度のオーブンに入れ、約25~30分間(生地が美味しそうな焼き色になるまで)焼く。

  10. オーブンから出して、ワイヤーラックの上に置いて完全に冷めるまで型から出さずにそのまま冷ます。

  11. 完全に冷めたら、お好きなサイズにカットする。


♥焼き上がり当日に食べるよりも、翌日以降まで待つほうが、素材の味がお互いに馴染みあい、美味しくなります。

♥常温で4日間はもちます。冷蔵庫なら1週間は大丈夫ですよ。


↓↓↓上記材料半分量で、15×15㎝角焼型で焼いた時の写真です。 
 小サイズに12カット(3x5㎝)にしてみました。

                      

★↑カットサイズや形は、ご自由にしてみてね。 アメリカのカフェサイズは、殆どが大人の手のひらサイズ!!10×5㎝とか、9×9cmくらいはあるものが多いのですよ!!…食べすぎですよね…。


こんな感じです♪

ラズベリー オートミール クッキー バーの画像★ラズベリージャムは、種あり、種なし、甘さ加減などは、お好みのものを使ってください。

★出来るだけ質の良いジャム(混ざり気のない純度の高い)を使うと、焼き上がりの色が茶色くならず、綺麗なルビー色に焼き上がります。

★お好きなサイズにカットしてくださいね。


ラズベリー オートミール クッキー バーの画像  ラズベリー オートミール クッキー バーの画像
ラズベリー オートミール クッキー バーの画像

★焼き上がり当日に食べるよりも、翌日以降の方が素材同士の味がお互いに馴染みあい、美味しくなりますよ。

★3~4日は常温でもちます。冷蔵庫に入れておけば、1週間は日保ちします。

★ラズベリージャムの他にも、お好みのジャムを使ってみてね。私がアメリカで見たものには、イチジク、イチゴなどもありましたよ。


♣このレシピに関連するトピック

『What's New』 Apr.5,2013
  の記事を読んでみてね♡
  (↑太字をクリックするとリンク先に移動しますょ)


Oats/Oatmealのタイプについて♪

オールドファッション・ロールド・オーツの画像★オートミールとは★
オート(単:oat)/オーツ(複:oats)(燕麦:えんばく)を脱穀し、籾殻(もみがら)を取り除いた状態のオートグローツ(oat groats)を加工したもの。
つまり、お米でいう玄米の状態をオートグローツと言い、コレを加工したものをオートミール(oatmeal)と呼びます。

オールドファッション・ロールド・オーツの画像
★オートグローツの加工は、主に3パターン★
①スティール・カット・オーツ
②ロールド・オーツ
(old-fashioned, quick-cooking, instant-cookingno の3タイプあります。後述参照。)
③オートブラン

★↑①②③の違いは★
①スティール・カット・オーツ(steel-cut oats)は、オートグローツの粒をそのまま2~3等分に割るようにカット、または挽き割りにしたもの。非加熱加工です。
お粥(ポリッジ)やリゾットのようにして食べると、粒がそのままなので、プックリとしていて、食感がよく、味も風味も本当に美味しいです。 ただし、お菓子作りには向かないです。
スコットランドやアイルランドでも有名な食べ物になるので、スコティッシュ・オーツ/アイリッシュ・オーツとも呼ばれます。

②ロールド・オーツ(rolled oats)は、オートグローツの粒を必要最小限の時間で蒸気加熱した後(オーブン加熱もあり)、ローラーで押し潰してのばしています。
(日本にもある、大麦の押し麦と見た目がそっくりになります。)
加熱加工されているので、食べようと思えば、そのまま食べることもできなくはないですが、それほど美味しくはないですね。
このタイプは、オートグローツの粒をそのまま押し潰しているので、お菓子やパン作り、お粥(ポリッジ)やリゾットなど多目的に美味しくいただけます。(ただし、お粥などには、先に加熱加工されている加減で、少し粘りが出ますし、①に比べると食感も風味も落ちますが美味しいデス。)

③オートブラン(oat bran)は、オートグローツを精白した際に出る粉。つまり、玄米を白米にする過程で出る粉=米ぬか、小麦の場合ならフスマと呼ばれる物にあたります。とても栄養価地が高く、サプリなどにも使われます。


★★②ロールドオーツの3タイプについて★★
本来、↑①②③はどれも昔からの製法なので、わざわざ『オールドファッションタイプ』とか言う必要はないのですが、時間に追われる現代人に合わせて開発されたオートミールもロールドオーツには存在するのでもう少し解説を…。(特にアメリカ産)

一般的に「オートミール」と言って食卓で食べられる①と②は、どちらもお粥(ポリッジ)の調理法で例に挙げてみると、調理にはお米を炊くように時間がかかります。②は①に比べると先に加熱加工がされているので調理時間は多少短いですが、それでも美味しく頂くには15分は要します。これら①②を昔ながらの調理法を用いるので『オールドファッションタイプ(old-fashioned type)』のオートミールと呼ぶことがあります。

そして、現代の時間に追われる人たちのために、②ロールド・オーツ(rolled oats)を、もっと簡単に調理できるように加工したものに、『クイックタイプ(quick-cooking rolled oats)』や、『インスタントタイプ(instant-cooking)』というものが開発されたのです。


★★『オールドファッションタイプ(old-fashioned type)』との違いは★★
☆『クイックタイプ(quick-cooking rolled oats)』は、②old-fashioned typeのロールドオーツと加工方法は基本的に同じですが、元になるオーツグローツの粒の状態のままの加工ではなく、粒を数枚に薄くスライスしてから→加熱→ローラーで押し伸ばす加工をしているため、見た目は②と似ていますが、薄くなっているぶん、調理の時間が5分ほどで出来てしまいますし、電子レンジを使えば約2~3分程での調理も可能です。 ただ、厚みが薄くなっている分、食感もなくなり、風味も落ちます。

☆『インスタントタイプ(instant-cooking)』は、基本のロールドオーツを、各メーカーが工場で一度お粥にまで調理加工し、モノによっては味も付いている物もあります。それを乾燥させて細かくしています。
見た目も細かいクズのようになっています。
お湯を注いで1分も待てば食べることが可能です。インスタントタイプと呼ぶ所以です。

*個人的な感想ですが、ハッキリ言ってインスタントタイプは、見た目、食感、風味…全てにおいて美味しくないです。
ですが、日本のスーパーで見かけるオートミールは、殆どが『インスタントタイプ』のモノばかりです…。
きっと日本でオートミールが定着しない理由は、美味しいオートミールを流通の柱にしないココに原因があると思います…初めて口にするオートミールが美味しくなければ、誰も二度と食べたいとは思いません…本来の味を知った上で、手軽さに合わせて、どのタイプを選択するかは自由なのに…残念です…。


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★★どこでオールドファッションタイプが購入できる?★★

輸入食料品店や、製菓・製パン専門店、インターネットでは比較的簡単に見つけることが出来ます。オーガニックのものですら手に入ります。 
アメリカ産であれば、どのメーカーも、普通に『ロールドオーツ』とだけ表記がされてれば、基本はオールドファッションタイプと信じていいと思います。
(ちなみにメーカーによっては、quick-cooking=instant-cookingもあります。)
他の国は『オールドファッションタイプ』と表記を見かけませんが、イギリス産であれば『ジャンボオーツ』と表記されたものが粒も大きく良いと思います。
日本のメーカーだと、日食(日本食品製造合資会社)『プレミアム ピュア オートミール』もあり、大手スーパーならシリアルコーナーで簡単に見つけることができますが、こちらは残念ですが、極力オーガニック主義の私は、未だオーガニックを見つけることが出来ていませんので購入したことがありません…。

 

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