ハニー・グラノーラ・バー -American Snack(Breakfast)-

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手作りグラノーラ・バーの画像San Francisco 留学中、私のカバンの中には、必ず2~3本のフレーバーの異なる市販品の『グラノーラ・バー』が入っていました。 ちょっと小腹が空いた時のスナックとして食べたり、友人が「お腹がすいた…」って呟く声を聞くとカバンから取り出して「どれか食べる??」って一緒に食べるのが好きでした。 そんな光景を見て、学校の先生や知人が「グラノーラは簡単に作れるし、家で作る方が経済的だし、好きなナッツやドライフルーツやフレーバーを簡単に調整できるよ。 バラバラの『グラノーラ』を固めて焼いて棒状カットした物がグラノーラ・バーだから。」ってお二人から頂いたレシピ参考にしています☆ お二人のレシピのうち、お一人は「繫ぎに小麦粉」を少し入れて作るバージョン。もうお一人は「小麦粉なし」のバージョンを教えてくれていたので、今回は「小麦粉なし」レシピを参考にしての紹介です☆
「自分好みの味になるように、遠慮せず、怖がらず自由に好きなものを入れたら良いからね。」とお二人とも言っていました☆
出来上がり当日よりも3日ほど経過してから味が馴染み始めますよ。

材料 (26x26㎝天板使用 約3.2x8.5㎝=24カット)

★オートミールやナッツ、フルーツなどは、重さを量るよりも、計量カップで量る適当な感じで大丈夫です。
 一応、重さ(g)も記載していますが、カップ(質量)で量る場合は量り方で重さは変わります。

★*US 計量カップの 1杯は 240ml です。 JP 計量カップ(200ml)のカップ数で計量すると40mlずつ少なくなりますので、気をつけてね。

    ====基本の材料====
  • Oats(old-fashion rolled oats) 2cup=480ml* (約200g)
  • アーモンド 1/2cup=120ml* (約50-70g)
  • 胡桃(or/and ピーカン、カシュー、ヘーゼルなど) 1/4cup=60ml* (約30g)

    (↑ナッツ類は無塩タイプ。出来ればローストしていない乾燥タイプ)

  • レーズン 1/2cup=120ml* (約50g)
  • ドライ・クランベリー 1/2cup=120ml* (約50g)

  • ☆蜂蜜  1/2cup=120ml=大さじ8杯
  • ☆無塩バター(or 植物油*) 大さじ1~2杯=約14~28g
  • ☆Vanilla Extract 小さじ1杯(バニラオイル、エッセンス2~3滴でも可)
  • ☆塩 小さじ⅛杯

    (*注:もし、↑有塩バターを使用する場合、この塩は省いた方がいいかも。)

  • (☆ブラウン・シュガー 大さじ1~4杯お好みの甘さ)

    (↑お砂糖を入れる方が、バーが固まりやすく崩れにくくなりますが、私には甘くなり過ぎるので大抵入れていません。入れる場合でも蜂蜜の配合で調整しています。)


    ====Optional 材料(私は入れます)====
  • ☆シナモン・パウダー 小さじ¼杯
  • ☆黒砂糖 小さじ約1杯

  • ドライ・ココナッツ 大さじ1杯(約4g)(フレーク、シュレッド、ロングタイプ゚)
  • 白胡麻 大さじ1杯

  • クコの実 大さじ1杯 
  • 非加熱処理 フラックス・シード 大さじ1杯

    (↑クコの実とフラックスシードは、加熱をしないことを条件で使います。)


    ====その他 Optional 材料の例====
  • ひまわりの種
  • カボチャの種
  • プルーン
  • デーツ(ナツメヤシの実)
  • ドライ・フィグ
  • ドライ・ラズベリー
  • ドライ・アプリコット
  • チョコチップ
  • Oat Bran*/ Wheat Bran/ Wheat Germ いずれか大さじ1杯

    (*Oat Branについてはページ最下欄[★Oats/Oatmeal のタイプについて♪]参照)


 ★★★[★注]バター vs 植物油はお好みですが!!★★★
植物油の例として、サラダ油、ヒマワリ油、グレープシード油、アーモンド油、ヘーゼルナッツ油、ココナッツ油などです。
レシピを下さったアメリカ人のお二人ともが言っていたのは
「オリーブオイルは使わないこと。香りが強すぎるのとグラノーラには合わない風味だから」ということでした。 お二人とも『グラノーラには植物油』を『グラノーラ・バーにはバター』を使っていましたので、私もそうしています。

作り方

*下準備1: 天板にクッキングシートを敷いておく。
*下準備2: ナッツ類はスライスしておく。(または細かく刻む)
*下準備3: 大きなドライフルーツ類(プルーンやイチジク、アプリコットなど)は約1㎝角くらいに刻む。

    ★★★オーブン予熱160℃★★★

  1. クッキングシートを敷いた天板にオーツ、ナッツ類(ドライ・ココナッツ*、白胡麻*)を混ぜ合わせ、オーブン【160℃ 10分間】焼く。

    (*最近では、ドライ・ココナッツと白胡麻は ③ で加えるようにしています…なんとなく焼き過ぎになるような気がするので。 …下の作業写真はこのタイミングに入れていた時期のものです)

  2. ①を焼いている間に、小さなソース鍋に、☆印(蜂蜜、無塩バター、塩、Vanilla Extract、シナモンP、黒砂糖、ブラウンシュガー)を入れ、よく混ぜながら弱火にかけ、一瞬、沸騰させる。

  3. ①をが焼けたらボールに移し、ドライフルーツとお好きなシード類などと、ドライ・ココナッツ*、白胡麻*を加えて混ぜる。

    (*最近では、ドライ・ココナッツと白胡麻はこのタイミングで加えるようにしています… ① だと焼き過ぎになるような気がするので。)

  4. ★★★オーブン予熱150℃★★★

  5. ②の "蜂蜜シロップ" を ③に加え、全てのオーツやナッツなどが "蜂蜜シロップ" でコーティングされるように、よく混ぜる。

  6. クッキングシートを敷いた天板に ④を薄く均等に平らに広げ、クッキングシートなどを被せ、上から手の平や何か平らなもので(私は四角ケーキ型などを使用)しっかりとプレスする。

    (★↑このプレスが弱いと後でバラバラになりやすいです。)

  7. オーブン【150℃ 約20~25分間】焼く。

  8. 黄金色に焼けたら(絶対に焦がしたり、焼きすぎないこと)天板ごと網の上に取り出し、クコの実やフラックスシードなど非加熱が望ましい食材は、焼き上がりスグの熱々のタイミングで加え、軽くプレスし、冷めるのを待つ。

    (★オーブンから取り出した直後のオーツはネットリ軟らかく崩れやすいです。 オーツをコーティングしている "蜂蜜シロップ" がある程度冷めると固まります。)

  9. 冷めたら、お好みの大きさにカットし、密封のできる保存容器や袋に入れ冷暗所や冷蔵庫で保管する。


♥密封のできる容器や袋などに入れると、冷暗所で1ヶ月は持ちます。 ただし、日本の梅雨~夏季は高温多湿なので、冷暗所なら2週間までの保存と思います。

♥ドライフルーツは果物自身の糖分が凝縮されていますが、同時に鉄分やミネラルも豊富。そしてクルミやピーカン、アーモンドに含まれるたっぷりの食物繊維やビタミン(特にE)、カリウム、リン、ミネラルと共にオメガ3脂肪酸系の脂肪もたっぷり。 ドライフルーツの糖分と、ナッツの脂肪が、美味しさもアップしてくれます。 ドライフルーツもナッツも、アクセントとなるココナッツやチョコチップなども、好みのものを自由に入れて、自分好みのグラノーラ・バーを作ってくださいね。

♥どの材料も、可能な限りオーガニックやナチュラルなものにこだわってみて下さい。 味も栄養効果も上がりますよ!


↓美味しさのポイントは焼きすぎないことでもあります。焼き時間は20分(~25分)で十分ですが、様子を見て調整してくださいね。

                  

★↓『Honey Granola Bars』の作り方動画です。
ハチミツシロップ作りでは、風味付けに黒砂糖は入れていますが、お砂糖は使わずにデーツ(ナツメヤシの実)を使っています。
  

海外で人気のシリアル系朝食や携行スナック★

手作りグラノーラ・バーの画像★食物繊維、ビタミン、鉄分、ミネラルなどが豊富で、腹持ちもよく、とっても健康的な食べ物です。
★加えるナッツやシードやドライフルーツを変えるだけでも風味が変わり楽しいです。
★白ゴマや、チョコチップなどアクセントになる食材を加えると、ガラッと風味が変わり楽しめます。 ヘルシーになら白胡麻、スナック感覚ならチョコみたいに、遊んでみてね。

手作りグラノーラ・バーの画像  手作りグラノーラ・バーの画像手作りグラノーラ・バーの画像  手作りグラノーラ・バーの画像

★混ぜ合わせる材料にルールはありません。 御自身のお好みの味やバランスを楽しみながら探してみてくださいね。
★蜂蜜をメープルシロップやアップルソースなどにしても美味しいデス!!


♣このレシピに関連するトピックとレシピ

グラノーラ・バーの画像『Honey Oats Granola』の作り方をみる
←画像をクリックしてみてね。

Oatmeal Cookiesの画像『Oatmeal Cookies』の作り方をみる
この Granola レシピが原点となる、超オススメクッキーです♥


『What's New』 Apr.22,2014  の記事も読んでみてね♡
  (↑太字をクリックするとリンク先に移動しますょ)


Oats/Oatmeal のタイプについて♪

オールドファッション・ロールド・オーツの画像★オートミールとは★
オート(単:oat)/オーツ(複:oats)(燕麦:えんばく)を脱穀し、籾殻(もみがら)を取り除いた状態のオートグローツ(oat groats)を加工したもの。
つまり、お米でいう玄米の状態をオートグローツと言い、コレを加工したものをオートミール(oatmeal)と呼びます。

オールドファッション・ロールド・オーツの画像
★オートグローツの加工は、主に3パターン★
①スティール・カット・オーツ
②ロールド・オーツ
(old-fashioned, quick-cooking, instant-cookingno の3タイプあります。後述参照。)
③オートブラン

★↑①②③の違いは★
①スティール・カット・オーツ(steel-cut oats)は、オートグローツの粒をそのまま2~3等分に割るようにカット、または挽き割りにしたもの。非加熱加工です。
お粥(ポリッジ)やリゾットのようにして食べると、粒がそのままなので、プックリとしていて、食感がよく、味も風味も本当に美味しいです。 ただし、お菓子作りには向かないです。
スコットランドやアイルランドでも有名な食べ物になるので、スコティッシュ・オーツ/アイリッシュ・オーツとも呼ばれます。

②ロールド・オーツ(rolled oats)は、オートグローツの粒を必要最小限の時間で蒸気加熱した後(オーブン加熱もあり)、ローラーで押し潰してのばしています。
(日本にもある、大麦の押し麦と見た目がそっくりになります。)
加熱加工されているので、食べようと思えば、そのまま食べることもできなくはないですが、それほど美味しくはないですね。
このタイプは、オートグローツの粒をそのまま押し潰しているので、お菓子やパン作り、お粥(ポリッジ)やリゾットなど多目的に美味しくいただけます。(ただし、お粥などには、先に加熱加工されている加減で、少し粘りが出ますし、①に比べると食感も風味も落ちますが美味しいデス。)

③オートブラン(oat bran)は、オートグローツを精白した際に出る粉。つまり、玄米を白米にする過程で出る粉=米ぬか、小麦の場合ならフスマと呼ばれる物にあたります。とても栄養価地が高く、サプリなどにも使われます。


★★②ロールドオーツの3タイプについて★★
本来、↑①②③はどれも昔からの製法なので、わざわざ『オールドファッションタイプ』とか言う必要はないのですが、時間に追われる現代人に合わせて開発されたオートミールもロールドオーツには存在するのでもう少し解説を…。(特にアメリカ産)

一般的に「オートミール」と言って食卓で食べられる①と②は、どちらもお粥(ポリッジ)の調理法で例に挙げてみると、調理にはお米を炊くように時間がかかります。②は①に比べると先に加熱加工がされているので調理時間は多少短いですが、それでも美味しく頂くには15分は要します。これら①②を昔ながらの調理法を用いるので『オールドファッションタイプ(old-fashioned type)』のオートミールと呼ぶことがあります。

そして、現代の時間に追われる人たちのために、②ロールド・オーツ(rolled oats)を、もっと簡単に調理できるように加工したものに、『クイックタイプ(quick-cooking rolled oats)』や、『インスタントタイプ(instant-cooking)』というものが開発されたのです。


★★『オールドファッションタイプ(old-fashioned type)』との違いは★★
☆『クイックタイプ(quick-cooking rolled oats)』は、②old-fashioned typeのロールドオーツと加工方法は基本的に同じですが、元になるオーツグローツの粒の状態のままの加工ではなく、粒を数枚に薄くスライスしてから→加熱→ローラーで押し伸ばす加工をしているため、見た目は②と似ていますが、薄くなっているぶん、調理の時間が5分ほどで出来てしまいますし、電子レンジを使えば約2~3分程での調理も可能です。 ただ、厚みが薄くなっている分、食感もなくなり、風味も落ちます。

☆『インスタントタイプ(instant-cooking)』は、基本のロールドオーツを、各メーカーが工場で一度お粥にまで調理加工し、モノによっては味も付いている物もあります。それを乾燥させて細かくしています。
見た目も細かいクズのようになっています。
お湯を注いで1分も待てば食べることが可能です。インスタントタイプと呼ぶ所以です。

*個人的な感想ですが、ハッキリ言ってインスタントタイプは、見た目、食感、風味…全てにおいて美味しくないです。
ですが、日本のスーパーで見かけるオートミールは、殆どが『インスタントタイプ』のモノばかりです…。
きっと日本でオートミールが定着しない理由は、美味しいオートミールを流通の柱にしないココに原因があると思います…初めて口にするオートミールが美味しくなければ、誰も二度と食べたいとは思いません…本来の味を知った上で、手軽さに合わせて、どのタイプを選択するかは自由なのに…残念です…。


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★★どこでオールドファッションタイプが購入できる?★★

輸入食料品店や、製菓・製パン専門店、インターネットでは比較的簡単に見つけることが出来ます。オーガニックのものですら手に入ります。 
アメリカ産であれば、どのメーカーも、普通に『ロールドオーツ』とだけ表記がされてれば、基本はオールドファッションタイプと信じていいと思います。
(ちなみにメーカーによっては、quick-cooking=instant-cookingもあります。)
他の国は『オールドファッションタイプ』と表記を見かけませんが、イギリス産であれば『ジャンボオーツ』と表記されたものが粒も大きく良いと思います。
日本のメーカーだと、日食(日本食品製造合資会社)『プレミアム ピュア オートミール』もあり、大手スーパーならシリアルコーナーで簡単に見つけることができますが、こちらは残念ですが、極力オーガニック主義の私は、未だオーガニックを見つけることが出来ていませんので購入したことがありません…。

 

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