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ビーツ栽培に初挑戦
私のロシアの親友曰く、「ロシアでは、ビーツはただの栄養価地の高い野菜ではなく、昔から飲む輸血(血液)とも言われ、血液系の病の治療に使われたり、また肝臓の機能改善、便秘の解消、尿結石の石を出すとも言われていて、とにかくスーパーフードなんだよ」って教えてくれました。リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンなどが豊富に含まれています。日本ではあまり馴染みのないビーツですが、北海道では栽培されているんですよ。では神戸市のわが家の畑でも出来るかな?ということで挑戦です。基本は“ジャガイモの栽培と同じタイミング”だそうです。ロシア人の家族から教えてもらったビーツのレシピも『えりのレシピ』で紹介していますので参考にしてみてくださいね☆
秋に種を蒔いて初挑戦
ロシアのウラジオストクに住む親友のロシアン・ママには「ロシアでは秋植えはムリだけど、まぁ日本の兵庫県ならできるかも?…ジャガイモと同じ季節よ!」とのことでしたが、とりあえず春まで待てずに秋の植え付けから挑戦してみました。
2011/9月~の様子
種まき
(↑9月上旬)種の袋には60日程で収穫できるとか、本当かなぁ~?
3日目で発芽しました!
7日目です。 17日目です。
21日目です。 38日目です。
43日目です。 47日目です。
少しずつ根っこが膨らみ始めました。
11月中旬
70日目です。 81日目です。
間引きを兼ねて収穫してみましたが…
12月中旬
95日目です。
野球ボールと比べてみてもまだまだ小さいです…。やはり秋植えはムリなのかなぁ? それでも、家に持って帰り、サラダに添えて食べてみたら、ビーツの味はしていました!
初めて栽培したビーツを全て収穫しました…
3月中旬
ロシアのママによると、ロシアでは、ビーツは春から夏までの間に栽培し、種まきの後は2~4ヶ月間で収穫できるそうです。そして収穫したビーツは、保存をして冬を越すそうです。 日本なら秋蒔きでも大丈夫かと私の判断でやってみましたが、やっぱり寒くなっていく季節はダメみたいですね…失敗(涙)
父に無理を言って、畑にビーツを栽培するスペースをもらい、挑戦してみたのですが、1つだけテニスボールサイズで、残り全てはゴルフボールよりも小さく、みごとに惨敗です(全部で12本)。 でも、初の自家製ビーツですから、どんなに小さくても無駄にするわけにはいかず、自家製のキャベツ、ディルなどを使って、日本のわが家で初めてボルシチを作って、両親に食べてみてもらいました♪お味噌汁を作るくらいの量しかできませんでしたが…それなりにボルシチになっていました!今度は春に種を蒔いて再度チャレンジしてみます!
…と言うことで!春に種を蒔いてリベンジです!!
ウラジオストクに住むロシア人のママに言われたように、秋に蒔いたビーツの成長はイマイチな結果だったので、今回は春に栽培を開始しました。基本的な植え付け&収穫時期は「ジャガイモと同じと考えたらいいよ」とのことです。
植え付け時期は
☆関東以西(暖地) 春植え 2月中旬~3月中旬 →収穫 6月上旬~7月上旬 秋植え 8月中旬~9月中旬 →収穫 11月上旬~12月上旬 ☆東北地方 植え付け 3月中旬~4月中旬 →収穫 7月中旬~8月中旬 ☆北海道 植え付け 4月下旬~6月上旬 →収穫 8月下旬~10月中旬 くらいを目安にすると良いそうです。 ロシアのママのダーチャ(菜園つき別荘)では5月~10月末までが畑の作業に大忙しの時期。ロシアは冬が長いですからね…。ビーツは4月下旬~5月中旬に種まをき(その時の気候によって異なる)→9月~10月上旬には収穫が終了するそうです。収穫後は冬に備えて保存するそうです。2012年4月5日~9月17日までの様子
種まき
(↑4月5日種まき)日当たりが良いと成長がグンと早くなるとのことです。ただ、ロシアのママに何度も言われたのは「常に水をたっぷりあげること」「幼苗の時は特に水切れを起こさないようにお水はしっかりとあげるように」とのことです。あと、「ロシアでは、ビーツにだけは肥料を与えない」とのこと。なんでだろう?でも、ここは神戸市北区の住宅地…土が違うはず…私は少し肥料を入れます。
(↑5月5日)ビーツの周囲にルッコラを栽培しているので、写真ではわかりづらいですね。1ヵ月後には本葉が4~6本出るくらいまで成長。どんどん間引きをして苗と苗の間隔を確保します。小さな葉っぱは、ベビーリーフとしてサラダで食べることができます。
(↑5月27日)
(↑6月7日)間隔が詰まりすぎですね…間引きをしないといけません!!後ろに見えているのはジャガイモ(メークインとキタアカリ)の畝です。
(↑6月17日)大きくなってきました!間引きが間に合っていません…。ビーツが肥大し始めた頭が見え始めたら、どんどん土を寄せて覆ってあげます。
(↑7月5日)大きくなってきました!間引きが間に合っていません…。ちょうどこの日、ジャガイモの収穫が終わりました。
収穫
(↑7月19日)収穫してみました!出来ています!胴周り直径約5~8㎝くらいです。サンフランシスコ滞在中、このサイズを“Sサイズ”と呼んでいました。“Mサイズ”で直径約8~10㎝くらい。“Lサイズ”で直径約10~14㎝くらい。大きさによって味の深みが違い、お料理の味にも反映されるので、目的に合わせて使い分けるとロシア人の親友が教えてくれました。
実際、ロシアでママがどれくらいの大きさのビーツを収穫しているのか尋ねてみたら
『Sサイズ: 3-5㎝、 Mサイズ: 5-8㎝、 Lサイズ: 8-14㎝』
で、ママは、Mサイズが一番美味しいと信じているそうです。また、ビーツにも様々な品種があり、細長くできるものもあるそうですが、ママはカブラの様に丸い形のものが好きなんですって。(種まき後、2ヶ月くらいの時期に間引いているものが『Sサイズ』なんですね)
(↑8月7日)
(↑8月7日)
(↑8月7日)
(↑8月7日)
(↑8月7日)
(↑8月7日)この日の収穫です。ビーツは胴周り直径約7~8㎝くらいです。ビーツの葉っぱも食べることが出来ますよ。ほうれん草と同じように調理すると良いです。特にベーコンとニンニクで炒めると美味しいです。ただし!!ロシアでは昔からビーツの絞りジュースを飲んで結石(特に尿結石)を出すそうですが、葉っぱは話が別!!シュウ酸を含むので逆効果です。
(↑9月17日)どれくらい大きくなるのか?土の中において置けるのか?という興味本位から9月いっぱいまで試験的に数本のビーツを残しています。でも、ロシアのママ曰く、「最大4ヶ月で収穫終了じゃないかな?それ以上土の中に置いておくと、筋っぽくなったり、スが入るよ…」とのことです。収穫して、葉っぱを切り落として保存するほうがいいそうですよ。
★ビーツの生育温度★
「ジャガイモと同じように」と言うことで、本当は3月中旬には種蒔きをする予定が、少し出遅れてしまいましたが、ビーツの生育気温は、15~21℃くらいで暑過ぎても寒すぎてもダメみたいです。
ビーツ料理のレシピ紹介☆ロシア人の親友家族の直伝です!
ビーツサラダ »“ビーツサラダ”の作り方を見る
ビネグレット »“ヴィネグレット”の作り方を見る
ボルシチ »“ボルシチ”の作り方を見る
他にもありますよ~♪覗いてみてくださいね!