Medovik(Russian Honey Cake) -Russian Sweet-

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medovikの画像『Russian Honey Cake』 『медовик(Medovik):メドヴィク』と言う名前の『蜂蜜ケーキ』 ロシアの伝統菓子。 蜂蜜(ミョード)をクッキー生地に練り込み、薄~く 7~10枚 のクッキーを焼き、間にクリームを挟んで積み重ねています♡
このケーキ、蜂蜜味のクッキー生地が、間に挟んだサワークリームでシットリ&爽やかな酸味と甘みを与え、トップのココア・サワークリームのグレージングのほろ苦さが…もう、最高に美味しいケーキです♡
なんとなく難しそうですが、実はとっても簡単でシンプルなのに、絶品の味!!
ロシアでは、挟むクリームはカスタードや練乳を煮詰めたものなどもあるそうですが、サワークリームサンドの『ロシアの蜂蜜ケーキ』一度食べたら忘れられなくなっちゃうよ☆

★私が San Francisco 留学中に同居していたロシア人の親友の妹さん・ネリーが、ロシア料理レシピを書き留めてプレゼントしてくれた、私にとっての 【お宝☆ロシア料理ノート】 からの紹介ですょ☆ ネリーはお菓子作りの名人☆ そんな彼女のイチオシレシピです☆

材料

*ロシアでは、一般的に直径30㎝前後以上、7~10枚のクッキーを焼きます!!
 型は、ケーキ型の縁、お鍋の蓋、お皿などで形をとります。
*参考までに:材料1/3量で直径15cm×7~8枚のクッキーで作ることが出来ます。

★ネリーのレシピには砂糖や小麦粉などは「グラス●杯」って記載されています。 実際に目の前で彼女が焼き菓子を焼いてくれたときも、グラスのコップを使っていました。
後でグラスの容積を量ってみたら大体200㏄/mlくらいでしたので ↓レシピでは『グラス1杯=200㏄/ml』としています。 一応、重さ(g)も記載していますが、カップ(質量)で量る場合は量り方で重量は変わります。

    ==== 蜂蜜クッキー生地 ====
  • 卵(M~Lサイズ) 3個
  • 砂糖 グラス1杯(約120g)(私は三温糖使用)
  • 蜂蜜 大さじ2杯
  • ベーキング・ソーダ 小さじ2杯
  • 有塩バター(OR マーガリン) 100g
  • 小麦粉* グラス3~4杯(約375~500g)
    *ロシアの小麦粉は、中力粉に近い感じです。 私は薄力粉:強力粉=2:1で混ぜています

    ==== サワークリーム ====
  • サワークリーム* 500~600g(ml ではありません!!)
  • 砂糖 適宜(お好みの甘さ。 でも、甘くしすぎないこと!)
  • *ロシアのサワークリームは日本のものと比較するとかなり軟らかいです。


    ==== チョコ・サワークリーム ====
  • ココアパウダー(無糖) 大さじ2杯
  • サワークリーム 大さじ3杯
  • 砂糖(私は三温糖) 大さじ4杯
  • 有塩バター 大さじ3杯(約42g)

    ==== Optional (ケーキの側面用)====
  • ロースト・アーモンド 20粒くらい
    (↑私のおススメ!! ネリーも絶賛の Optionalです。 クッキークラムに混ぜると美味~♡)

    ===== 【参考までに】 私の場合のサワークリームの配合 ======
  • 中沢サワークリーム 180ml入りX3本(ココアクリーム用の大さじ1杯×3杯を除いた495ml)
  • プレーンヨーグルト 180ml(大さじ12杯)
  • 砂糖(私は三温糖) 大さじ3~4.5杯
  • ハチミツ 大さじ1.5杯 (私のおススメ♡)
  • ウイスキー 小さじ1.5杯 (私のおススメ♡)

作り方(ネリーが後日くれた詳細レシピを翻訳:ロシア語の原文も公開)

    ★★★ クッキー生地作り & 焼き【Oven 予熱200℃】 ★★★

  1. サイズの異なる2つのお鍋を準備する。 小さなお鍋は生地を混ぜるボールとなり、大きなお鍋は生地を温める湯煎用となる。
    大きなお鍋は湯煎用に1/3位の高さまでお水を張り、お湯を沸かす。

  2. 小さなお鍋(または耐熱ボール)に【卵、砂糖】を入れ、よく混ぜ合わせ、続いて【ハチミツ、ベーキング・ソーダ、バター】を加え、大きなお鍋に沸かしたお湯に浸けて湯煎にかけながら約15分間、ゆっくり混ぜながらボールの中の材料を温める。

  3. 約15分後、小さなお鍋(ボール)の中の材料がよく温まったら湯煎から外し【小麦粉】を少しずつ混ぜながら加え、生地がある程度まとまりができ、手で捏ねることができるくらいになるまで様子を見ながら小麦粉を必要なだけ加えていく。
    生地がまとまり始めたら、作業台の上に【打ち粉(小麦粉:分量外)】を振り、生地を取り出し、手でクッキー生地をまとめる。

    (★温かい生地が出来上がっているハズですよ。)
    (★様子を見て、上記分量で足りなければ、適宜足してくださいね。)

  4. 生地を7~10等分に分け、クッキングシートの上で円盤状に可能な限り薄く伸ばしていく。
    作りたい大きさのケーキの “型” となるお皿やお鍋の蓋などを薄く伸ばした生地の上に当て、ナイフで型に合わせて余分な生地を優しく切り取り、クッキーの型を写し取る。

    ★フォークで生地をつつき、空気穴を開けてあげるとデコボコに膨らみません。
    ★Point: 生地は薄ければ薄いほど、美味しいケーキに仕上がります。

  5. 薄く伸ばし、円形をかたどった生地と、余りの切れ端の生地を200℃のオーブンに入れ、約3~5分焼く。
    焼けたらクッキングシートごとワイヤーラックの上で粗熱をとってから、ベーキングシートを外し完全に冷ます。
    生地を1枚焼いている間に、残りの生地も[伸ばし→焼く]を繰り返す。

    ★Point: とても薄い生地なので、直ぐに焦げてしまいます!! 3分くらいで一度様子を見て、焼き加減を調節してくださいね。
    ★一緒に焼いた切れ端のクッキーは後で使うので除けておく。


  6. ★★★ クリームの準備 & 組み立て ★★★

  7. ボールに【サワークリームとお砂糖】を混ぜ合わせる。
    焼き上がったクッキーが冷め次第、クッキーにたっぷりのクリームを塗り(注ぎ)、染込ませ、全てのクッキーを順番にクリームと交互に重ねていく。

    ★クッキーが、クリームの水分を吸い込んでいきます。
    (★Opution:私は、サワークリームにヨーグルトを加えてロシアのサワークリームに似た軟らかさと味を作ります。 そして、隠し味に【ハチミツとウイスキー】を入れてあげます♡ ←ネリーは驚いていましたが、超おススメです☆)


  8. ★★★ ココア・グレーズ作り & 仕上げ ★★★

  9. 小さなお鍋にチョコ・サワークリームの材料すべて【ココアパウダー、サワークリーム、砂糖、バター】を入れ、弱火にかけながらよく練り混ぜる。
    沸騰直前でお鍋を火から下ろし、直ちに ⑥ のクリームを挟んだクッキーの上に流しかける。
    *はみ出したクリームや上から流したチョコ・クリームでケーキの側面をまんべんなく塗り広げる。

    (↑私は耐熱ボールで湯煎にかけますが、蒸気や水滴が入らないように気をつけてね。)

  10. 除けておいた "切れ端クッキー" を麺棒などで細かく砕き、"クッキークラム" を作りケーキの側面にまぶしつける。

    (★Opution:私は、ローストアーモンドを細かく刻み、クッキークラムに混ぜます。 とっても美味しくなります☆ ネリーも褒めてくれましたよ♪)

  11. 最短でも4時間は室温で味を馴染ませて出来上がり。
    でも! 本当に美味しくなるのは、その後、冷蔵庫で一晩寝かしたケーキが格別の味になりますよ。 「さぁ、召し上がれ☆」

  12. (*ネリーのレシピで「書き漏れ」であろう明らかな作業は、私の判断で勝手に書き足しています。)

↓↓上記材料の1/3量で作りました。 サイズは直径15cm、8枚重ね。
(【お宝ノート】を見ながら勘に頼って作ったときのものです…)

★★★ ハチミツ・クッキー生地作り & 焼き ★★★

                          
↑ネリーのレシピノートを見ながら、勘と想像力で焼いた時のもので、ネリーのレシピでは生地の卵を加えるタイミングが異なりますが、ロシアではこのやり方もあるようで問題はないそうです。

★★★ クリームの準備 & 組み立て ★★★

      
↑サワークリームに蜂蜜を混ぜたり、数滴のウイスキーを垂らすのは、私の発案ですが、かなりのおススメ☆(ネリーも賛成していましたよ♪)
↑↑写真にはありませんが、日本のサワークリームはかなり硬いので、プレーンヨーグルトを混ぜるとロシアやアメリカのモノに近くなりますので、私は混ぜています。

★★★ ココア・グレーズ作り & 仕上げ ★★★

          
↑クラムにローストアーモンドを混ぜるのも、私の発案ですが、かなりのおススメ☆ お試しあれ☆
(ネリーも気に入ってくれていました♪)

↑側面のクラムは細かくしすぎるよりも粗めに砕く方が華やかですし、食感のアクセントにもなります…。(最後から3枚目の写真は細かすぎ…2枚目が理想的かな?)

★コチラ↓の動画は、ネリーがメールで教えてくれた詳細レシピを見ながら作りました。  (こちらも分量はオリジナルの1/3量で作っています。)

  

★★★ рецепт Медовика ★★★(原文)

↓私が始めて『メドヴィク』を作った後、ネリーが【お宝ノート】とは別に、メールで詳しく教えてくれた詳細レシピです。
(このレシピをロシア人の親友(ネリーの兄)が英語に訳し → 私の日本語で上記↑にて公開☆)

☆Ингридиенты для теста:
  3 яйца
  1 стакан сахара
  2 столовые ложки меда
  2 чайные ложки соды
  100 г маргарина или сливочного масла
  3-4 стакана муки

☆500-600 г сметаны + сахар по вкусу (делать не сильно сладким) для пропитки коржей

☆Для шоколада:
  2 стол ложки како-порошка
  3 стол. ложки сметаны
  4 стол. олжки сахара
  3 стол. ложки сливочного масла

 Приготовление коржей:
1)Взять 2 кастрюли, по размеру такие, чтобы меньшая могла поместиться в большей кастрюле. В большую кастрюлю наливаем воды на 1/3 объема кастрюли и ставим это греться на печку до закипания.

2)В кастрюле поменьше делаем тесто - 3 яйца+1 стакан сахара - взбиваем, добавляем туда 2 стол ложки меда + 2 чайные ложки соды +100 г маргарина. Ставим эту кастрюлю на кипящую большую кастрюлю, чтобы содержимое теста прогрелось и растопилось - постоянно помещивая держим примерно 15 минут - тесто будет житким и приобретет немного ораньжеватый цвет. Далее снимаем кастрюлю с тестом с этой бани и добавляем в теплое жидкое тесто муку постепенно вымешивая тесто сначала в кастрюле, потом (когда оно станет достаточно плотным достаем тесто из кастрюли на стол, постоянно добавляя муку и вымешиваем тесто руками до консистенции как на пельмени, пока не получится однородное тесто. Важный момент - начинать добавлять муку не в горячее, а в теплое жидкое тесто !
На бумаге для выпечки или на фольге раскатываем тоненькие пласты теста, обрезаем по краям в виде круга (наложив сверху тарелку) или квадрата или любой формы. Таких раскатанных пластов (чем тоньше-тем вкуснее будет торт) должно примерно получиться 7-10.

3)выпекаем в духовке при 200 градусах - коржи выпекаются очень быстро - нужно следить поминутно.
Остывшие коржи пропитываем взбитой сметаной с сахаром - этой прпиткой нужно прямо заливать - совсем много.

4)Сверху торт заливается шоколадом - все составляющие 9написаны в начале) - в кастрюльку - на огонь постоянно помешивая - чуть закипело - сразу снимаем и горячим поливаем торт сверху

☆Торт должен настояться минимум 4 часа без холодильника или лучше ночь в холодильнике.

☆приятного аппетита.
Неля

一晩味を馴染ませるとシットリ超~美味♪

ロシアの蜂蜜ケーキ・medovikの画像★このケーキ、蜂蜜味のクッキー生地が、間に挟んだサワークリームでシットリ&爽やかな酸味と甘みを与え、トップのココア・サワークリームのグレージングのほろ苦さが…♡
すっごく美味しいのです♡♡♡
クリームに対するお砂糖の分量は記載がなく、味見をしながら好みの甘さにするのですって♪ 甘くしすぎないようにね☆

ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像  ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像
ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像  ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像
ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像  ロシアの蜂蜜ケーキ・メドヴィクの画像

★クッキーにクリームが染込みシットリするまでに 4時間 は室温で待つそうです。
そして、本当に美味しくなるのは、その後、冷蔵庫で一晩待ち、全ての味が馴染みあった時♡ 一晩置いたこのケーキは、当日のものよりも格段に美味しくなっていて、食べるのが惜しくなりますよ~♡ 紅茶とよく合うケーキです☆

Medovik レシピ☆エピソード

ネリーの蜂蜜ケーキ・medovik手書きレシピの画像★ロシア人の親友の妹・ネリーがくれた、私の“お宝☆ロシア料理ノート”の翻訳を、ロシア人のジャンナさんにしてもらっていた瞬間から「コレ、絶対に美味しいはず!!」って、ジャンナさんに詰め寄ってしまったケーキレシピ。

その名も...
『Russian Honey Cake』
『медовик(Medovik):メドヴィク』

蜂蜜を生地にたっぷりと練り込み、薄~く 7~10枚 のクッキー生地を焼き、生地の間にクリームを挟んだ『蜂蜜ケーキ』 ロシアの伝統菓子なんですって!!

ただ……ネリーがくれた2冊の "お宝ノート" それぞれに登場しているにも関わらず……ノート1冊目には材料(分量なし)が書かれているだけ……。
ノート2冊目では 3ページ を占めてはいるものの(←写真)、翻訳をしてくれたロシア人のジャンナさんにも「えりさん、このレシピで作れるのですか?多分、ロシア人でも…ちょっと…」って、日本語訳を行間に記入してくれながら言われたくらい大雑把なレシピ。(苦笑)

材料と大雑把な分量、調理方法も「混ぜる」「7~10枚焼く」「クリームを挟む」「火にかけたココアグレージングを上からかける」と書かれているだけ……クリームの分量も記載されておらず……(ネリーさ~ん!!!)

でもね、後でネリーがメールで送ってくれた詳細レシピでも、クリームに関しては、サワークリームの大まかな分量は記載してくれていましたが、お砂糖は「好みの甘さ」とあり、また「でも、甘すぎないこと!」って書いてくれていました☆

作ってみてわかったことは、大雑把な分量だけども、クッキーさえ焦がさなければ(多少割れても大丈夫)、失敗しようのない美味しいケーキが必ず作れること♡♡♡

★ネリーの『ハニー・ケーキ』はサワークリームを挟みますが、ロシアでは練乳を煮詰めたものや、カスタードクリームなどのバージョンもあるそうですが、サワークリームバージョンの酸味と甘みは絶対におススメです★

♣このレシピに関連するトピック

 ☆『What's New』 Sep.17,2016『コラボ・やきいもトルテ』
 ☆『What's New』 Sep.8,2016『秋限定コラボ企画(続)』
 ☆『What's New』 Sep.8,2016『lojjy cafeさんコラボ企画』
 ☆『What's New』 Aug.10,2016
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 ☆『What's New』 Aug.12,2015
 ☆『What's New』 Feb.20,2015
 ☆『What's New』 Jul.20,2014
 ☆『What's New』 May.5,2014
 ☆『What's New』 Apr.28,2014
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 ☆『What's New』 Apr.3,2014
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