キーライムパイのレシピ

フレッシュ・キーライムパイ -American Sweet-

キーライムパイの画像 Key Lime Pieは、アメリカのデザートの中で、私が「美味しい♡」て感動した大好物デザートのTOP3に入ります。フロリダ州キーズ地域に自生するキーライムを使うからこそ、この名で呼べるフロリダ州の名物・伝統スイーツだって知ったのは、日本でこのデザートが恋しくなり、探しまわったとき。
練乳の甘味とライムの酸味がマッチした、濃厚チーズケーキのようで、ライムの香りが爽やかなデザートです。日本でキーライムは手に入らないので、普通のライムを使って、本場の製法で、私の一番大好きなお店の『フレッシュ・キーライム・パイ』の味を再現してみました。本当に簡単です！

材料(直径22～24㎝タルト型orパイ皿1台)　/（直径16㎝型の場合は全て半分量）

グラハムクラッカー　180g
三温糖（白糖でも可）　大さじ1.5杯を目安にお好みで
無塩バター　100ｇ (溶かす)

【パイクラスト（ﾊﾟﾀｰﾝ②）】←*ｸﾞﾗﾊﾑ粉などが手に入らない場合…
ﾏｸﾋﾞﾃｨｰ･ﾀﾞｲｼﾞｪｽﾃｨﾌﾞﾋﾞｽｹｯﾄ　17～19枚（1枚約9.5g）

無塩ﾊﾞﾀｰ　30～40ｇ (溶かす)（ﾋﾞｽｹｯﾄ10枚に対し、約20gのﾊﾞﾀｰ）

加糖練乳　300ｇ（～320ｇ　お好みの甘さにしてね）
ライムの絞り汁　160～170㏄（ﾗｲﾑ約4～5個分）
ライム皮（すりおろす）　小さじ2杯
卵黄　4個

卵白　4個分
ライムの絞り汁　大さじ1.5杯（省略OK）
（入れると、さっぱりとした美味しさになる。）
グラニュー糖　大さじ6杯
塩　一つまみ（小さじ1/8）（なくてもOK）

ライム（スライス）　お好み量で

ライムの絞り汁　ﾗｲﾑ1～2個分
グラニュー糖　大さじ1～1.5杯を目安
お水　大さじ1杯

★★★本場のデコレーションは2チョイス★★★
私の好きなお店のKey Lime Pieや伝統的な製法では、メレンゲでデコレーションされていて、私もこのレシピにはメレンゲの方が美味しいと思うので、いつもメレンゲを使いますが、アメリカで見かけるKey Lime Pieは、メレンゲの代わりにホイップクリームを使用しているものもよく見かけます。お好みでどうぞ～♪

★★★ライム・ソースが決め手だったと確信★★★
お気に入りのお店"Sam's Chowder House"のKey Lime Pieが、どこのものよりも美味しいと思えるのは、他所のお店や、どのレシピにもない、お皿に盛り付けたPieに添えられた酸味の効いたキーライムのソースだったと確信。Pieのあま～い味を引き締めているのです。
えりのレシピでは、メレンゲにライム果汁を入れているので、ソースは無くても美味しいです。

★★★えりのレシピの配合は★★★
アメリカレシピではどれもコンデンスミルク1缶14oz（=397ｇ）分使われていて、しっかりと冷やすと美味しくなるのですが、それでも日本人にはちょっと甘すぎかも？と思い、全体的に甘さを控えています。
えりのレシピでは、コンデンスミルクを3/4量まで減らしましたが、これ以上減らすと美味しくなくなります。そしてライム果汁をかなり増やしています。甘さの加減は、焼く前に味見しながらお好みで調節してくださいね。
また、メレンゲにもライム果汁を加えてみたので、ライムソースが無くてもサッパリとしていて美味しくいただけると思いますよ。

作り方

★下準備1 : グラハム粉ではなく、グラハムクラッカーやビスケットを使用する場合は、ビニール袋にクラッカー（またはビスケット）を入れ、めん棒で叩いて細かく砕く。砕く際に、クラッカーの角でビニールが破れやすいので、ジップロックや、少し厚めのビニール袋を使ってね。
または、ブレンダーで砕いても楽チンですよ。

★下準備2 : バターは、湯煎などで溶かしておく。完全に溶けていなくてもOK

★下準備3 : ライム果汁を絞る前に、飾り用とライムソース用に、ライムを必要な分だけスライスしてよけておく。

★下準備4 : 卵白を泡立てるボールに、ライムの切り口を塗っておき、そこに卵白を入れ、冷蔵庫で冷やしておく。（直前に冷凍庫に入れる場合もある）

★★★パイクラストを作る★★★(*ｵｰﾌﾞﾝ予熱170℃)★★★

ボールに、グラハム粉（または下準備1で用意したもの）を入れ、三温糖（砂糖）、溶かし無塩バターを加えて、しっとりとなるまで混ぜる。
　　　　　　　　　　　　　　　　（↑＊ﾊﾟﾀｰﾝ②の場合、砂糖は不要）
パイ皿またはタルト型に、薄くバター（分量外）を塗り、①をだいたい均等になるように広げ、手やコップの底などでぎゅっと押し付けるように敷き込む。
（焼き型は、底が抜けるタイプでも、抜けないタイプでもどちらでも良い。）
②をオーブン170℃で約10分間焼く。または、焼かずに冷蔵庫で20～30分程冷やし固めても良い。
（この間にフィリングを作る。③が焼きあがったら、ｵｰﾌﾞﾝから出しておく。）

★★★フィリングのライム・カスタードを作る★★★(*ｵｰﾌﾞﾝ予熱170℃)★★★

パイクラストを作った後の空いたボールは洗わなくても良いので、そこに卵黄を入れ、少し白っぽくなるまで泡だて器で混ぜる。
④に加糖練乳（ｺﾝﾃﾞﾝｽﾐﾙｸ）を加え、混ぜる。
⑤にすりおろしたライムの皮を加えて混ぜ、ライムの絞り汁も加えてよく混ぜる。（ココで味見をして、好みの甘さに調整してね）
（ライムの果汁を加えると、コンデンスミルクとライム果汁の酸による反応で、焼かなくてもよいくらい濃厚になります。実際に、卵黄を入れずに、焼かずに冷やし固めるだけのキーライムパイのレシピもあります。）
⑥を③のパイクラストに流しいれ（パイクラストは冷めていなくてもよい）、オーブン170℃で約10～15分間焼く。
（パイを揺すってもクリームがゼリー状に固まっている状態を目安にしてね）
（この間にメレンゲを作る。⑦が焼きあがったら、ｵｰﾌﾞﾝから出しておく。）

★★★メレンゲを作る★★★(*ｵｰﾌﾞﾝ予熱170℃)★★★

下準備4の卵白を泡立て、六分立てぐらいになったらライム汁を加え、さらに泡立てる。
ツノが立ったら砂糖を3回に分けて加え、泡立てる。
つやが出てツノが立つくらいになったら出来上り。
メレンゲを⑦（冷めていなくてよい）の上に山盛りにのせて広げ、好きなデコレーションをする。
（スプーンなどで角を立たせたり、パレットナイフで模様をつけたり、絞り袋に8㎜星型口金で絞り出したりする。また最後に、お好みで上からパウダーシュガー少々を茶漉しでふってもよい。）
⑪をオーブンに入れ、170℃で10分～15分、または200度で5分程度メレンゲに焼き色がつくまで焼き、焼き上がったら、粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。

★★★ライム・ソースを作る（お好みで）★★★

皮付きでライムのスライス（または皮のみ）少々と、ライムの絞り汁（ライム約1個分～余っている分）に砂糖とお水を加え、電子レンジか、お鍋を火にかけ、ほんの少しとろみがつく位に煮詰める。
（皮を入れすぎると苦味が強くなりすぎる場合があるので注意。また、お砂糖の加減は、甘くなりすぎないようにお好みで調節してね。）
冷蔵庫でしっかりと冷やす。