紅生姜

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紅生姜の画像紅生姜は、名前の通り鮮やかな赤色が綺麗で、生姜独特の辛味と酸味を味わえる薬味のひとつですね。
昔は多くの家庭で『梅干し』を作り、梅を塩で漬けた際に上がってくる水分の「梅酢」に赤紫蘇を加えて赤色に染まったこの「赤梅酢」に生姜を漬け込むだけなので、各家庭で手軽に作られていたのですが、近年は梅干しを漬ける家庭も減り、紅生姜を漬ける機会を失い、本来の紅生姜の鮮やかな赤色が何なのか知らない方も多いと思います…(市販のものの多くは、化学調味料と食紅で漬けられているものが多いですね…涙)
牛丼、お好み焼き、たこやき、焼きソバ、ラーメン、お寿司に天婦羅などの薬味や具材として、紅生姜の辛味と酸味は重宝しますよ。
わが家の紅生姜は、新生姜を使ったり、通年手に入る普通の生姜(ひね生姜)を使って時期を選ばず漬けたい時に漬けています。

材料 <決まった分量は特にありません。作りやすい分量で作ってね☆>

  • 新生姜 または 普通の生姜(=ひね生姜) 約500g
  • ☆塩 大さじ1~2杯くらい
  • ☆赤梅酢 <下漬け用>と<本漬け用> それぞれ生姜が浸る量

  • 消毒した清潔な保存瓶

★わが家の『紅しょうが』は、主に普通の生姜(ひね生姜)を使いますが、初夏に出回る辛味が柔らかく、みずみずしい新生姜を使って作るのも辛味が柔らかく美味しいですよ。
(*新生姜を使う場合は、皮を剥かずに漬け込みます。)

★ご家庭で『梅干し』を漬けておらず、「梅酢」がない場合は、市販のものもありますょ。 出来るだけ余計なものが使われていない「梅酢」を探してみてくださいね。

自家製梅干しの画像『自家製・梅干し』の作り方をみる
←画像をクリックしてみてね。


作り方

    ★★★ 紅生姜の下漬け ★★★

  1. 生姜は根元で切り分けて皮を剥く。

  2. 皮を剥いた生姜を丸まま漬けても良いし、早く仕上げたい場合は、生姜の繊維に沿って好みの厚さにスライスする。

    (繊維に沿ってスライスするのは、食感を良くするためです)

  3. ②の生姜をボウルなどに移して、塩を振り、全体を混ぜ合わせ、半日くらい置いて生姜から水を出す。

    (スライスした厚みが薄い場合は、半日より短くても大丈夫ですよ)


  4. ★★★ 紅生姜の仮漬け(梅酢漬け:1度目) ★★★

  5. ③で生姜から水分がでてくるので、生姜を手で軽く搾り、ザルなどの上に広げて並べ、陽当りと風通しの良い場所で、天日にさらして半日くらい干す。
    ↑2016年9月1日 お詫び:2014年1月のレシピ紹介後から今まで『陽当りの良い』と表記すべき箇所を『日陰』と書き間違えていました…。母に指摘されるまで誤りに気づけず、申しわけありませんでした…。
  6. 半日ほど干して、生姜が乾いてきたら、きれいな保存瓶に生姜を移し、赤梅酢を生姜が浸るくらいまで注ぎ、2~3週間ほど漬けておくと、きれいな紅生姜の色が着きます。

    (薄くスライスしたものなら、もっと短期間でも色が着きます。)


  7. ★★★ 紅生姜の本漬け(梅酢漬け:2度目) ★★★

    ☆1度漬けで出来上がりとしても良いですが、1度漬けまでだと紅生姜の色がやや淡い紅色で仕上がります。 2度漬けをすることで、紅色を濃くし、風味と保存性を上げる為に、わが家は好んで2度漬けを行います。


  8. ⑤の仮漬けで(2~3週間ほど漬けて)色の付いた生姜をザルなどの上に広げて並べ、陽当りと風通しの良い場所で、天日にさらして半日くらい干す。
    また、この間に保存瓶を消毒し、乾かしておく。
    ↑2016年9月1日 お詫び:2014年1月のレシピ紹介後から今まで『陽当りの良い』と表記すべき箇所を『日陰』と書き間違えていました…。母に指摘されるまで誤りに気づけず、申しわけありませんでした…。
    (仮漬けで使った漬け液は、勿体無いですが捨ててしまいます…)

  9. 半日ほど干して、生姜が乾いてきたら、消毒し直して乾かした保存瓶に生姜を移し、新しい赤梅酢を生姜が浸るくらいまで注ぎ、1ヶ月ほど漬けておくと、綺麗な濃い紅生姜が出来上がります。


★仮漬け(1度目)後は、何時からでも食べ始められますが、わが家では本漬け(2度目)1ヶ月以降を目安に食べ始めます。

★どの工程でも、保存は冷暗所にて行います。

★冷蔵庫での保存はしたことがありませんが、1年間は問題なく保存できています。 それ以降は食べきってしまっているので保存記録がありません。

          

★スライス、千切り、きざみなど、お料理のあわせてカットしてくださいね。

色々なお料理で活躍します♪

紅生姜の画像牛丼、たこ焼き、お好み焼き、焼きソバ、焼きうどん、ラーメン、お寿司などの薬味や具材として、紅生姜の辛味と酸味は重宝しますよ♡

★紅生姜のスライスを天婦羅にしたものが昔から好きなのですが、どうやら近畿地方ならではの天婦羅ネタだと耳にしました。
もしもこの話が本当で、紅生姜の天婦羅が近畿エリア特有の食べ方なら、是非、近畿エリア以外の方も試してみてくださいね!

紅生姜の画像  紅生姜の画像

紅生姜の画像★『紅しょうが』作りで新生姜を使うか普通の生姜を使うか迷う時は、先ずは新生姜で試してみるといいかもしれませんね。
初夏に出回る辛味が柔らかく、みずみずしい新生姜を使って作ると辛味が柔らかく、美味しく出来上がること間違いなし。
でも、年中スーパーで見かける普通の生姜(ひね生姜)で漬けた紅しょうがも ピリッ とした辛味がやや強くなりますが、こちらも美味しく、わが家はどちらの生姜でも漬けています。

紅生姜の画像  紅生姜の画像

★生姜はお肉やお魚の臭みを消したり、強い殺菌力による食中毒予防だけでなく、食欲の増進や疲労回復にも効果を発揮してくれる優れもののお野菜!!
『梅干し』を作った時は、「梅酢」を捨てたりしないでね!! とてもお手軽に、美味しく・安全で・お料理に重宝する本当の『自家製・紅生姜』を漬けるチャンスですよ~♡


 

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